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公開講座

平成29年度名古屋大学公開講座

テーマタイトル:格差の様相 -多様性と成長

  • 開講日程:平成29年9月21日(木)~10月31日(火) 全10回 
  • 開講時間:午後6時00分 ~ 午後7時30分
  • 開講場所:名古屋大学 ES総合館1階ESホール
  • 募集定員:200名(先着順)
  • 受講料:8,430円(テキスト代を含む)
    ※今年度は、選択受講も可能です。受講料(1回につき)2,000円
    ※納付いただいた受講料は原則としてお返しできません。
  • 申込締切:平成29年8月25日(金)
  • 応募資格:満18才以上の方
  • 問い合わせ先:名古屋大学研究協力部社会連携課 TEL:052-747-6584

総合テーマ概要

 本年の講座の主題は〈格差〉です。経済格差、情報格差、教育格差など、様々な格差がありますが、均質性を重んずる現代日本では、悪とほとんど同意語となっています。  一方で、格差は自然に生ずるものであり、放置しておくしかないという考え方もあります。経済格差は頑張れば克服できるという自己責任論もその一つで、その背景にある新自由主義は、市場経済の自然な調整機能を何よりも重視します。  しかしながら、市場経済が万能でないことは明白で、だからこそ富の再配分のあり方について、新たなシステムやモラルを創出する必要があります。今よりももっと格差に寛容だった江戸時代にあって、西鶴は、町人の出世とは多くの従業員を雇用してその生活の道を建てることにあると断言しています。現代日本の名だたる企業群の一つの源泉である近江商人は短期的な利益ではなく、より広い視野で考えていました。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしという言葉は商いの本質をついた言葉です。  現在存在する格差を解消していくためには、持続可能な経済成長が必要です。様々な問題を解決するのは、我々の創意工夫の精神、不完全なものを完成していく職人気質、そして飽くなき好奇心です。それを支えるのは人間そのものの精神的な成長で、そこでは教育が大きな役割を果たします。様々なやりとりを通して伸びていく人間、幼年期、青年期、壮年期、老年期と様々な人生のステージを生きる人間が、共存し助け合う社会のシステムはどのようなものでしょうか。  この講座では、さまざまな側面をもつ格差という問題について、自然科学、社会科学、人文科学それぞれの話題を取り上げ、参加者の皆さんとともに考えを深める場とします。

公開講座日程・講師
曜日研究科講師テーマ
1 2017/9/21 教育発達科学研究科 石井(イシイ) 拓児(タクジ 准教授 子どもの貧困・教育格差と日本社会―生き方の多様性を承認する社会への転換をめざして―
2 2017/9/26 法学研究科 中野(ナカノ) 妙子(タエコ 教授

社会保障制度における「差」

――法律学の観点から
3 2017/10/3 減災連携研究センター 山﨑(ヤマザキ) 雅人(マサト
寄附研究部門准教授
社会の多様性と自然災害
4 2017/10/5 情報学研究科 唐沢(カラサワ) (ミノル 教授 「心の壁」がもたらす分断と格差
5 2017/10/12 国際開発研究科 上田(ウエダ) 晶子(アキコ 准教授

国民総幸福と格差の現状

:ブータンの事例から
6 2017/10/17 未来材料・システム研究所 (ハヤシ) 希一郎(キイチロウ 教授

持続可能な社会と資源の占有

-地域間、世代間のアンバランス
7 2017/10/19 高等研究院 松井(マツイ) 裕美(ヒロミ 特任助教 20世紀西洋美術におけるプリミティヴィズム-多様な文化をいかに語り、見るのか
8 2017/10/24 経済学研究科 (シュエ) 進軍(ジンジュン 教授 経済グローバル化の功罪

9

2017/10/26 生命農学研究科 竹下(タケシタ) 広宣(ヒロノブ 准教授 食品リスク情報格差と食品不安
10 2017/10/31 経済学研究科 福澤(フクザワ) 直樹(ナオキ 教授

ドイツ社会国家と格差―――

社会的市場経済の理念をめぐって
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