辻村啓太 医学系研究科特任助教の研究成果が出版されました

2018年09月13日

 辻村啓太 医学系研究科特任助教(責任著者)と九州大学大学院医学研究院・基盤幹細胞学分野(中島欽一教授ら)のグループによる研究成果が出版されました。本研究グループは、古典的TGF-βシグナルという細胞内シグナル伝達がその下流のTGIF/Smad転写因子を介してヒト、マウスの種間で保存されたメカニズムにより神経細胞の発達を制御すること、いくつかの発達障害においてはこのTGF-βシグナルの制御不全により神経発達異常が引き起こされることを明らかにしました。本研究成果は神経発達異常を呈するような発達障害に対する新しい治療法の開発へとつながることが期待されます。

雑誌名:Journal of Neuroscience

論文タイトル:「Canonical TGF-β Signaling Negatively Regulates Neuronal Morphogenesis through TGIF/Smad Complex-Mediated CRMP2 Suppression」38(20):4791-4810 (2018)
(外部リンク)DOI:10.1523/JNEUROSCI.2423-17.2018
 http://www.jneurosci.org/content/early/2018/04/25/JNEUROSCI.2423-17.2018

著者名:Hideyuki Nakashima, *Keita Tsujimura, Koichiro Irie, Masataka Ishizu, Miao Pan, Tomonori Kameda, *Kinichi Nakashima (*Corresponding author)

問い合わせ先:辻村啓太
       所属:名古屋大学大学院医学系研究科・精神医学分野
       住所:愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
       電話番号:052-744-2290
       メールアドレス:tsujimura@med.nagoya-u.ac.jp

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