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愛知病院における在宅療養がん患者と家族のための緩和デイケアの開発

  • 医学部/医学系研究科
  • 看護学専攻
  • 基礎・臨床看護学講座

教授 安藤 詳子[あんどう しょうこ]

シーズの概要

平成20年、本事業は、在宅で療養し外来に通院するがん患者と家族のために、病院の外来で相談や患者同士が交流できる場としての緩和デイケアプログラム開発を目的に開始した。最初に、愛知病院において外来患者に対する大規模調査を実施し、その結果を反映させて、平成21年、緩和デイケアプログラム試行、改善を重ねつつ本格的に導入した。平成22年、新たに乳腺サロンを開設。平成23年、職員に対する緩和ケア研修を開催、ボランティアおよびコーディネーターを計画的に養成した。平成24年、緩和ケアセンター設立に動き、平成26年、開設に至った。

この研究の新規性・独創性

本研究は、がんの罹患率や死亡率が高まる中、増大するがんサバイバーを支援するために、緩和ケアを具現化する新たなプログラム開発に取り組む。

産学連携を目指した応用研究

実際、緩和デイケアと乳腺サロン、各々週1回実施が定着し、利用頻度は高い。大規模外来通院患者調査により、特に症状緩和、気持ちを表出できる場、リラクゼーションできる場、食事や生活に関する相談のニーズが高いことが明確なり、利用しやすい緩和デイケアルームの設置や環境作りに取り組む必要がある。
今後、緩和医療に直接関連した医療、製薬分野だけでなく、建築や食品製造といった緩和医療の中心にある“人”の生活に関わる産業と連携することによって、より発展したプログラムとなることが期待でき、産学が連携した応用研究に繋げていきたい。

一言アピール

今後、緩和医療に直接関連した医療、製薬分野だけでなく、建築や食品製造といった緩和医療の中心にある“人”の生活に関わる産業と連携することによって、より発展したプログラムとなることが期待でき、産学が連携した応用研究に繋げていきたい。

キーワード

がん、痛み、症状マネジメント、緩和ケア、終末期看護

主な論文

  • 術後慢性疼痛患者に対する看護・心理的アプローチ、がん患者と対症療法24(2)51-55、2013
  • 緩和ケア病棟における呼吸困難マネジメントと看護師の知識・技術・態度の関連、日本がん看護学会誌27(1)52-60、2013
  • 緩和ケア認定看護師の役割認識と背景との関連、緩和ケア22(6)550-555、2012
  • 今日抱える医療福祉の課題、日野原重明監修「医療福祉学の道標」金芳堂、172-175、2011
  • 外来がん化学療法患者の自己効力感の関連要因、日本がん看護学会誌、24(3):2-11、2010
  • 慢性疼痛の治療における医療連連携-7 看護師の立場から、宮崎東洋ほか編「慢性疼痛の理解と医療連携」真興交易医書出版部、321-327、2008
  • 患者参加型アセスメントツール「痛み計」の取り組み、看護学雑誌72(1)80-86、2008
  • がん性疼痛マネジメントにおける痛み計の効果に関する検討、Palliative Care Research, 2(2)223-230, 2007
  • 簡便な操作でペイン・レベルを記憶する痛み計の臨床への試み、Palliative Care Research, 1, 201-205, 2006
  • Associations of self-estimated work loads with musculoskeletal symptoms among hospital nurses. Occupational and Environmental Medicine. 57:211-216, 2000