田中 良弥 理学研究科/高等研究院 助教らの研究成果が、国際科学雑誌iScienceに掲載されました。

2023年05月11日

生物集団の階層的相互作用研究ユニットの田中 良弥 理学研究科/高等研究院 助教らの研究グループは、機械刺激を受容するチャネルであるPiezoが、ショウジョウバエのオスにおいて交尾中の姿勢制御に関与することを発見しました。さらに、Piezoを阻害することによるオスの交尾姿勢の不安定化が、繁殖能力の低下をもたらす可能性を示しました。本研究により、交尾中のオスが機械刺激受容を介して積極的に姿勢を維持することが、繁殖成功につながると分かりました。今後、動物の交尾行動を制御する分子・神経機構の全貌の解明に繋がることが期待されます。
また本研究成果は、2023年4月11日付国際科学雑誌「iScience」にも掲載されました。

掲載誌: iScience (2023年4月11日付)
論文タイトル:P iScience iezo-mediated mechanosensation contributes to stabilizing
       copulation posture and reproductive success in Drosophila males
著者:Hayato M Yamanouchi, Ryoya Tanaka, Azusa Kamikouchi
詳細ウェブサイト:・iScience (外部サイト)
           ・プレスリリース (PDF 学内サイト)
         ・名古屋大学 研究成果発信サイト (学内サイト)

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