医学系研究科 分子細胞免疫学/高等研究院 SEO Wooseok 特任准教授らの研究成果が、国際科学雑誌Life Science Allianceに掲載されました。
2023年05月22日
老化・神経・免疫ネットワーク研究ユニット代表の医学系研究科 分子細胞免疫学/高等研究院 SEO Wooseok 特任准教授らの研究成果が、国際科学雑誌Life Science Allianceに掲載されました。本研究では、アレルギー反応を引き起こすタイプII免疫を制御するゲノム構造変化の分子機構を調べました。古くから免疫細胞のゲノムを操ることで知られているゲノムオーガナイザSatb1のTh2細胞と2型自然リンパ球においての役割を理解するために、Satb1の発現制御機構を研究しました。
【ポイント】
・ゲノムオーガナイザSatb1の発現を赤い蛍光タンパク質で観察する新しいマウスモデルを
作製しました。
・Satb1の発現を司る新しい転写調節領域が同定されました。
・Satb1がTh2細胞と2型自然リンパ球の分化と維持を制御する分子機構が更に詳しく明らかに
なりました。
掲載誌: Life Science Alliance (16 May 2023. DOI: 10.26508/lsa.202301897)
論文タイトル: Identification of a novel enhancer essential for Satb1 expression in TH2
cells and activated ILC2s
著者: Aneela Nomura, Tetsuro Kobayashi, Wooseok Seo, Michiko Ohno-Oishi, Kiyokazu
Kakugawa, Sawako Muroi, Hideyuki Yoshida, Takaho A Endo, Kazuyo Moro,
Ichiro Taniuchi
詳細ウェブサイト: Life Science Alliance (外部サイト)