中村 匡良 トランスフォーマティブ生命分子研究所/高等研究院 特任准教授らの論文が国際科学専門誌The Plant Journalに掲載されました。

2024年04月16日

迅速植物ゲノム編集に向けたハイブリッドナノカーボン分子創製ユニットの中村 匡良 トランスフォーマティブ生命分子研究所/高等研究院 特任准教授らの論文が、国際科学専門誌The Plant Journalに掲載されました。本研究では、植物の細胞核が近赤外波長域の自家蛍光を示すことを発見し、その自家蛍光が植物光受容体フィトクロムタンパク質に由来することを見出しました。近赤外領域の自家蛍光を利用することで、非侵襲的に植物の細胞核の動きを解析できることを見出しました。本研究により発見されたフィトクロムを用いた近赤外自家蛍光イメージング法は、実験植物のみならず。普段手にするさまざまな植物の細胞核の動態を解析できる手法であり、まだ研究が進んでいない農作物などの核研究への応用が期待されます。

掲載誌:The Plant Journal (20 March 2024)
論文タイトル:Near-infrared imaging of phytochrome-derived autofluorescence
         in plant nuclei
著者:Akira Yoshinari, Reika Isoda, Noriyoshi Yagi, Yoshikatsu Sato, Jelmer J. Lindeboom,
       David W. Ehrhardt, Wolf B. Frommer, Masayoshi Nakamura
ウェブサイト: The Plant Journal (外部サイト)
       名古屋大学 研究成果発信サイト 

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