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ハイライト論文

ニワトリは目覚まし時計いらず!

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  • 2013/04/01


名古屋大学の吉村崇教授(名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所教授)と新村毅博士(日本学術振興会特別研究員)が解明した、ニワトリが「コケコッコー」と鳴くメカニズムに関する研究成果が、2013年3月18日発行の米科学誌カレント・バイオロジーに掲載されました。同号の表紙を飾るなど、世界から注目されています。

ニワトリが朝にコケコッコーと鳴くことは誰もが知っています。しかしそれが光や音などの刺激によるものか、体内時計によるものかはこれまで特定されていませんでした。

研究チームは初めにニワトリを12時間毎に照明が点灯・消灯を繰り返す環境に置き、鳴くリズムを記録しました。この結果、点灯の2~3時間前(夜明け前)に予知的に鳴き始めることが観察されました。次に1日中薄暗い環境に置いた場合、23.7時間の周期で鳴き始めることが認められました。また光と音といった外的刺激を与えた場合にも、夜明け前の時間に最も多くのニワトリが鳴くことを確認しました。

今回の研究により、ニワトリは体内時計の働きにより夜明け前に鳴くこと、外的刺激に誘発され鳴く場合も体内時計に左右されることがわかりました。

吉村崇教授

吉村教授はこれまでの研究で鳥類、哺乳類の光周性を制御する遺伝子(季節の変化を感じる仕組み)を世界で初めて発見しました。今回の研究成果は、動物が親に教わらなくても鳴くことが可能となる先天的発声のメカニズムへの興味から派生しました。ニワトリのコケコッコーという鳴き方を支配している遺伝子について研究していたことが今回の発見に繋がりました。

今後の展望

今後は動物の音声コミュニケーションの理解につながる研究に発展させたいと考えています。

これから研究をする人へ

研究を通して日々、生き物の生存戦略の巧みさに驚かされています。みなさんも生物の営みの謎に迫ってみませんか?

>参考

研究成果情報
吉村崇教授情報

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