研究シーズ提案セミナー開催(2024年1月16日)

量子技術の利活用による新たな産業創出に向けた取り組み 

「研究シーズ提案セミナー」は、名古屋大学教員のシーズを会員の皆様に提案し、
会員様と大学との共同研究等に発展することを目的として開催しています。

量子技術の利活用による新たな産業創出に向けて、我が国において量子技術イノベーション拠点
(QIH)が2021年2月に設置されました。2023年5月には、第11番目としての拠点として、東海
国立大学機構の「量子化学産業創出拠点」が認定されました。本拠点では、量子・化学・医療
・材料・情報等の融合により、技術・産業のフロンティアを開拓し、これまでにない新たな量子
産業を創出することを目的としています。
本セミナーでは、量子化学産業創出拠点の詳細および取り組みを紹介いたします。
皆様のお申込みをお待ちしております。

【開催日時】2024年1月16日(火)15:00~16:40
【開催方法】Zoomウェビナー

【参加費】無料
【参加対象】名大協力会会員、後援機関会員、学内教職員
【定 員】90名
【申込締切】2024年1月12日(金) ※延長いたしました 

【主 催】名古屋大学協力会、名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部
【後 援】名古屋市、名古屋大学 量子制御生命研究会、岐阜大学地域交流協力会

【プログラム】
1. 主催者挨拶
2.「量子化学産業創出拠点」のご紹介  
   名古屋大学 未来社会創造機構 ナノライフシステム研究所 副所長
    名古屋大学大学院 工学研究科 教授 清中 茂樹 氏

    (キーワード:量子技術、産業創出、異分野融合)

3. セミナー
 「さまざまな色で光る低毒性量子ドットの化学合成と高機能化」  
   講師:名古屋大学大学院 工学研究科 教授 鳥本 司 氏
   概要:1980年代初期に、数ナノメートルの半導体ナノ結晶が量子サイズ効果を示すことが発見され、
      今日までの40年間に大きく発展し、米国の研究者3名の2023年のノーベル化学賞の受賞につ
      ながった。本セミナーでは、量子ドットのサイズに依存した特異な物理化学特性について概
      説し、実用化が可能な低毒性量子ドットの化学合成法について述べる。さらに、これら低毒
      性量子ドットの光機能制御法を報告し、新規発光材料の開発とバイオイメージング・LED素
      子などへの応用について、最新の研究動向を紹介する。
      (キーワード:量子ドット、発光材料、多元半導体、低毒性化)  

 「量子技術による生体可視化技術への取り組み」  
   講師:名古屋大学大学院 医学系研究科 教授  和氣 弘明 氏
   概要:量子ドットは2023年にノーベル化学賞を受賞した。今後この量子技術の利活用による医療
      応用は喫緊の課題となっている。これら量子ドットを生体へ応用することで、細胞一つ一つ
      のレベルでその構造を可視化することが可能である。そこで、本講演では新たな医学・医療
      応用に向けて取り組んでいる顕微鏡技術の開発から最新の医療応用への動向までの取り組み
      を紹介する。
      (キーワード:量子技術、顕微鏡開発、生体応用)

【参加申込について】
・以下の申込フォームよりお申込みください。
    https://forms.office.com/r/hexbrNqcvp
   (Microsoft Formsが開きます)

【ご案内・注意事項】
・視聴方法については、お申込みいただいたメールアドレスへ申込締切後にご案内します。
・録画、撮影、録音は禁止となります。
・当日の発表の音声、スライドの著作権は発表者に帰属します。

【問合せ先】名古屋大学協力会事務局
      E-mail:kyouryokukai[at]aip.nagoya-u.ac.jp ([at]を@へ変更してください)

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