2014年12月3日、種子島宇宙センターから打ち上げられた小惑星「リュウグウ」の探査機「はやぶさ2」は、世界で初めて微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機として、生命の起源となる水と有機物を発見するために2012年から開発されました。
そして遂に2020年12月6日未明、小惑星「リュウグウ」の探査を終えて地球への帰還を果たしました。
　探査対象の「リュウグウ」は水の存在が期待されていることから、おとぎ話の竜宮城にちなんで名づけられたもので、持ち帰った数々の成果への期待は計り知れないものがあります。
　ここでは、「はやぶさ2」プロジェクトの挑戦物語と、今後の日本の宇宙開発の方向などをお話しいただきます。会員の皆様のご参加をお待ちしております。

【日　　時】　2021年7月17日（土）14:00～16:50

　　　　　　　　　　　　　総会報告： 14:00～14:30
　　　　　　　　　　　　　講演会　： 14:35～16:50

【開催方法】　オンライン開催（Zoom）
　　　　　　　※事前申込いただいた方へ、講演会開催日先日までに参加用リンクとIDを
　　　　　　　　お知らせ致します。

【参加費】　　無料　＜名古屋大学協力会会員様 限定とさせていただきます。＞　

　　　　　　　2021年総会講演会ちらし.pdf

【講演会プログラム】
14:35～14:40　開会挨拶：　名古屋大学　名古屋大学副総長／ 学術研究・産学官連携推進本部部長
　　　　　　　　　　　　　　名古屋大学協力会　会長　佐宗 章弘　

14:40～15:40　特別講演１：探査機はやぶさ2が見た小惑星リュウグウ

　　　　　　　　　　　　　　名古屋大学大学院 環境学研究科　
　　　　　　　　　　　　　　教授　　渡邊誠一郎　氏

探査機はやぶさ2は炭素質小惑星リュウグウ近傍に1年半滞在して、各種科学観測をするとともに、ローバやランダによる表面その場測定、2回にわたる表層試料の採取、衝突装置による人工クレータの掘削と分離カメラによる放出物の撮像などを行いました。その後、リュウグウを出発し、2020年12月、試料の入ったカプセルの地上投下・回収に成功しました。リュウグウの意外な姿、主要な科学成果、持ち帰られた試料の最新状況などをお話します。

15:45～16:45　特別講演２：JAXA宇宙科学研究所の太陽系探査計画
　　　　　　　　　　　　　　～はやぶさ／はやぶさ2小惑星探査から深宇宙探査船団へ～

　　　　　　　　　　　　　　国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構理事 宇宙科学研究所所長
　　　　　　　　　　　　　　國中 均 氏

日本は、１９７０年の「おおすみ」人工衛星にて初めて宇宙進出を達成した。不断の努力により技術は洗練され、「はやぶさ」小惑星探査機は２０１０年に小惑星サンプルを地球に持ち帰った。その後継「はやぶさ２」は、「おおすみ」から数えて５０年目の昨年２０２０年１２月６日に地球帰還を果たした。その先に日本は、独自の技術で２０機近い探査機を太陽系に散りばめて、深宇宙探査船団を実現し、単機ではなく複数探査機を群として使いこなし、太陽系４６億年の歴史を調べ上げる。

　　　＜お申込みの際の注意事項＞
　　　　　　・カメラ・音声ともに「オフ」の状態で視聴していただきますので、
　　　　　　　お気軽にご参加ください。
　　　　　　・スマートフォン・タブレット端末で視聴の場合は、事前にZoom
　　　　　　　アプリのインストールをお願いします。
　　　　　　・パソコンの場合、Webブラウザ（Google Chrome、Firefox、
　　　　　　　Chromium Edge推奨）からも視聴できますが、一部の機能が制限
　　　　　　　される場合があります。
　　　　　　・本講演会をライブ視聴できるのは、事前に参加申し込みされた方のみ
　　　　　　　となります。他の方への視聴URLの転送はお控えください。
　　　　　　・本講演会の録画・録音・撮影については、固くお断りいたします。
　　　　　　・当日の発表の音声、スライドの著作権は発表者に帰属します。

【お申し込み・お問い合わせ】　名古屋大学協力会事務局
　　　　　　　　　　　　　　　電話/FAX：052-782-1811　
　　　　　　　　　　　　　　　E-mail：kyouryokukai@aip.nagoya-u.ac.jp


【主催】名古屋大学協力会
【共催】名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部