研究成果を社会実装する手段として、「起業」があります。2017年度には名古屋大学では69社の大学発ベンチャーが創出され、全国の大学発ベンチャー創出数順位は、前年度の12位から躍進し、全国で7位となりました。
何がきっかけで起業を考えることになったのか？　どのような流れ・考えで事業化に至ったのか？　起業に対する思いは？　など、研究者という立場から起業された経験・体験をもとにご講演いただきます。

野田口 理孝　氏

名古屋大学　生物機能開発利用研究センター・高等研究院　准教授
名古屋大学　トランスフォーマティブ生命分子研究所　連携研究者
グランドグリーン株式会社　取締役

専門は植物科学および農学。
植物の全身性のシグナル分子、接木のメカニズムについて研究。
異科接木、接木による物質送達、接木チップ、接木装置の技術をもとに、2017年に起業。

西谷 智博　氏

名古屋大学　未来材料システム研究所　客員准教授
株式会社Photo electron Soul　取締役

専門は電子ビーム源およびビーム応用。
光電効果により電子ビームを発生する半導体デバイス（半導体フォトカソード）の高度化・多彩化の研究、および本デバイスを用いた電子ビーム発生技術とその応用の研究開発に同時に取り組む。
１ショット撮像電子顕微鏡を実現したGaN半導体フォトカソード・電子銃の技術を元に、2015年に起業。