※詳細は開催案内(PDF)をご覧ください
研究者リーダーシップ・プログラム 開催(2025/8~2026/3 全6回)
本プログラムでは、参加者が自分自身と向き合い、自己マネジメントの手法を学ぶことで、リーダーシップを高めます。また、キャリアやライフ・ワーク・バランス、職場における多様性の大切さについて、参加者が共に考えます。同じメンバーで継続してプログラムに参加することにより参加者同士のネットワークが形成されることも期待されています。
⽬的および実施⽅法
・ 本プログラムは、基本的にはオンライン(Zoom)で開催しますが、第1回(8月26日)、第6回(3月3日)は対面開催、第4回はZoomと対面のハイブリッド開催です
・ 参加メンバーは、できるだけ多くの回にご参加ください。
・ 本プログラムの開催中に1回、短い「参加レポート」(A4用紙1枚以内)をご提出いただきます。
「参加レポート」の一部は下記のウェブサイトに「活動報告」として掲載されます(匿名可)。
https://www.kyodo-sankaku.provost.nagoya-u.ac.jp/leader/
・ プログラム修了者には、本プログラム受講を証明する「修了証」を授与します。「修了証」は、プロモーションの際のアピール等にご活用ください。
「修了証」授与の要件は、全研修のうち3回以上の参加と「参加レポート」の提出になります。
開催情報
2025年8⽉〜2026年3⽉ 全6回
対象
名古屋大学の研究者(性別や文系・理系の分野は問わない、特任教員、研究員を含み、学生は除く)、および、世界的課題を解決する『知の開拓者』育成事業の若手研究者(T-GExフェロー、T-GExアソシエート、T-GEx企業アソシエート)
※本事業は、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」(令和5年度採択)及び「世界的課題を解決する知の『開拓者』育成事業(T-GEx)」(令和3年度採択)の一環として実施します。
「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」では、女性研究者が、大学の研究・教育・組織運営に主体的に関わり、意思決定を行うため、大学の上位職を目指すにあたり必要な情報・資質・スキルについて学ぶ機会の提供とします。
「世界的課題を解決する知の『開拓者』育成事業」は、異なる領域の知と経験を縦横につなぎ、 新たな課題に常に挑戦し、チームを牽引して世界的問題解決を実現する人材を育成するプログラムです。
募集人数
約40名。全6回のうち3回以上に出席できる方に出席できる方。原則として先着順ですが、男女の割合がなるべく偏らないようにこちらで判断させて頂きます。
1~2回のみの参加も受け付けますが、希望者が多い場合には出席可能回数が多い方を優先します。
申し込み⽅法および締切
8月20日(水)までに下記申し込みフォームにてお申し込みください。
お問い合わせ
ジェンダーダイバーシティセンター
kyodo-sankaku1[at]t.mail.nagoya-u.ac.jp ※[at]を@に変換してください
備考
文部科学省に提出する報告書作成の際、参加者の研究業績(論文数や外部資金獲得件数等)を提出いただきます。
プログラム
第1回 参加者による自己紹介とリーダーシップについて(対面開催)
日時:2025年8月26日(火) 13:30-15:00
会場:ジェンダー・リサーチ・ライブラリ2階レクチャールーム(名古屋大学 東山キャンパス)
ファシリテーター: 林 葉子(ジェンダーダイバーシティセンター教授)
熊坂 真由子(学術研究・産学官連携推進本部 研究支援・人材育成部門URA)
講師:束村博子(名古屋大学前副総長(男女共同参画・多様性担当)・生命農学研究科特任教授)
内容: 参加者が自己紹介を行い、本プログラムへの参加目的、研究生活で感じている課題等について、できる範囲で共有し、お互いを知る機会とします。また、束村博子前副総長による多様性による社会の活性化についてのレクチャーの後、仲間とWin-Winの関係を保ちながら、自分の強みを生かしてリーダーシップを執るための心構えを、レクチャーとワークショップで学びます。
第2回 キャリアについて考える
日時:2025年9月3日(水) 13:30-15:00
講師: 菊池 千草(昭和薬科大学 地域医療部門 教授)
財津 桂(近畿大学 生物理工学部生命情報工学科 教授)
内容: 自身はどうありたいのか?研究者としての生き方と言っても、研究の状況、研究者を取り巻く環境は様々であり、キャリアパスも千差万別です。本研修では、他の研究者の体験(自身の研究人生に影響を与えた出来事、人との出会い、ワークライフバランスに対して意識していること等)や考え方に触れ、自身のキャリアパスについて考える機会とします。
第3回 自己理解を深め、他者理解・相互理解につなげる
日時:2025年10月7日(火)13:30-15:00
講師: 中島 平(東北大学 大学院教育学研究科 准教授)
内容: 私たちの多くが普段何げなく行っている、情報を集め判断する認知活動。しかしそのやり方には、人それぞれ違いがあることをご存知ですか?本研修では、そのような認知活動のパターンと、自分にとって自然な認知活動を知るきっかけを作り、自分本来の資質をより活かせるようになるとともに、家族や学生などと、より良好な関係性を築くための方法を探求します。
第4回 キャリアアップのためのアクションプラン(ハイブリッド開催)
日時:2025年11月14日(金) 13:30-15:00
会場:理学南館ネオレックスプレイスセミナールーム(名古屋大学 東山キャンパス)
講師: 樋口 貴子(株式会社キャリアデザイン)
内容:これまでのキャリアを棚卸したうえで、今後の大学研究・教育・組織運営に主体的に関わりながら、参加者それぞれが目指す姿(キャリアビジョン)を設定し、それを具現化するための自分らしいリーダーシップのあり方とアクションプランについて、講師や参加者との対話を通じて探ります。(オンライン参加の場合はZoom内参加者同士で対話します。)
第5回 研究者にとってのタイムマネジメント
日時:2026年1月14日(水)13:30-15:00
講師: 福島 清誠(日本マネジメント協会(中部))
内容:効率的な働き方を考え、タイムマネジメントを意識的に実践することは、研究時間を確保し、ワークライフバランスを保つために不可欠な視点です。本研修では、仕事の時間管理の基本的な手法を学び、今後の仕事への取り組み方や意欲の向上につなげる機会とします。
第6回 プログラムを振り返って(プログラム総括)(対面開催)
日時:2026年3月3日(火) 13:30-15:00
会場:ジェンダー・リサーチ・ライブラリ2階レクチャールーム(名古屋大学 東山キャンパス)
ファシリテーター: 林 葉子(ジェンダーダイバーシティセンター教授)
熊坂 真由子(学術研究・産学官連携推進本部 研究支援・人材育成部門 URA)
内容: 本プログラムに参加することで考えたこと、試してみたこと、得られた気づきなどを共有する回とします。この半年間の自身の活動を振り返ると共に、他の参加者の考えや活動からも学ぶ機会とします。また、理想とするキャリア、ライフワークバランスと現在の状況・環境について、参加者が感じている問題を共有し、共に解決策について議論し、研究者としての生き方・あり方について共に考えます。