2024年度名古屋大学協力会総会・講演会開催(2024年8月9日)

AIを活用した画像診断支援システム 

2024年度名古屋大学協力会 総会・講演会を下記のとおり開催いたします。
今回の講演会では、AIを活用した画像診断支援システムをテーマに、3名の講師をお迎えしてご講演いただきます。
また本年は、オープン直後の産学融合拠点「Tokai Open Innovation Complex(TOIC)」の見学会も併せて開催いたします。
皆様のご出席をお待ち申し上げております。                       

【日 時】2024年8月9日(金)14:00~18:30
    総 会: 14:00~14:30 
    講演会: 14:45~16:35
    TOIC見学会: 16:50~17:20
     交流会: 17:30~18:30
    
【会場】名古屋大学 EI創発工学館2階FUJIホールほか

【参加費】無料 <名古屋大学協力会会員様 限定とさせていただきます>

【主催】名古屋大学協力会 名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部

【後援】岐阜大学協力会


【講演会プログラム】

14:45~14:50 開会挨拶: 名古屋大学協力会 会長 佐宗 章弘 

14:50~15:30 特別講演1「医療画像AIの実現とその社会実装」
             講師:名古屋大学大学院 情報学研究科 教授  森 健策 氏                 
本講演では、医療画像AIの実現とその社会実装について、画像認識アルゴリズムの開発から、システム実装、医療機器としての医機法に基づく承認、そして、保険点数収載まで、講演者らの経験に基づき解説する。
加えて、近年の基盤モデルに基づく生成型AI、それに基づく画像自動認識と所見分生成など、最近のAIに関する技術的話題、バイアスといった医療AIにおいて気をつけるべきことなどの話題を提供し、今後の医療AIのあり方について考えたい。

15:30~16:10 特別講演2「大腸がん死亡ゼロを目指した内視鏡診断支援AIの開発 —産官学連携研究の成功事例―」 
             講師:昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター 講師  三澤将史 氏               
大腸内視鏡診断支援AIであるEndoBRAINは2013年より産学連携研究としてスタートし、2018年に本邦で初めてAIを使用したプログラム医療機器として薬機法承認を取得しマーケットに投入することができた。現在EndoBRAINは計5つの製品が薬機法承認を取得し市販されている。プログラム医療機器の普及には医療機関に対する対価である診療報酬がキーと考えられていたが、数ある診断支援AIの中で初めてEndoBRAIN診療報酬が設定された。本講演ではEndoBRAINの臨床的有用性から診療報酬加算獲得の背景を説明する。

16:10~16:30 特別講演3「産官学の医工連携によるAIを搭載した大腸内視鏡診断支援ソフトウェアの開発」 
             講師:サイバネットシステム株式会社 医療ビジュアリゼーション部 部長補佐 華原革夫 氏                 
2013年から、昭和大学北部病院消化器センターの大腸内視鏡診断支援の研究、名古屋大学森研究室の医用画像のアルゴリズムの研究、サイバネット医用ソフト開発・製品化の技術を融合して、三者間の大腸内視鏡画像に対する研究協力が始まった。2015年開始の日本医療研究開発機構(AMED)のプロジェクトにおいて、医療の基礎研究から、実用化までの一貫した医療研究開発による産官学連携により、プロジェクト費用を活かして特許を取得、先生方の世界一流専門雑誌への論文発表、EndoBRIANシリーズの製品開発を行った。その後、薬機法の承認取得、市販の展開という一連における企業の役割を紹介する。


【お申込みについて】※事前申込制
 お申込みは、郵送案内の「出欠通知書」にてお願いいたします。

【申込み締切日】 2024年7月26日(金)

【問合せ先】名古屋大学協力会事務局
      E-mail:kyouryokukai[at]aip.nagoya-u.ac.jp ([at]を@へ変更してください)
      電話/FAX:052-782-1811

    2024年総会講演会ちらし.pdf

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