第7回 グローバルプラズマフォーラム

「ラジカルな分子をつかまえて 大気化学と低温プラズマ科学の最新の話題から 」

  日時: 2021 年 8月 30 日 13:00~16:30
  形式: オンライン開催  一般申込み受付 有り  

主催:名古屋大学 低温プラズマ科学研究センター・宇宙地球環境研究所
オーガナイザ: 石川健治 、持田陸宏

参加費:無料
後 援:名古屋大学協力会

大気化学の分野では、 近年、 大気エアロゾルや雲粒、大気と陸域海洋との境界における多相反応 の地球物質循環に対する重要性が注目を集めています。このような反応では、 "ラジカルな分子" の関与が明らかとなりつつあり、この "ラジカルな分子 が関わる多相反応が地球物質循環に深く関わることで、 生物活動や大気質・気候に影響を及ぼしているという新しい視点で大気化学を捉え直す時を迎えています。

一方、低温プラズマ科学の分野では、その工学的応用において "ラジカルな分子"の理解が求められています.低温プラズマを制御して液体に照射することが可能となり、乳酸等の溶液にプラズマを照射した"プラズマ活性溶液"が、がんの選択殺傷効果を示すことや種子発芽や植物の成長促進をもたらすことが明らかとなってきました。 このプラズマ活性溶液が生体作用を及ぼす過程では 、"ラジカルな分子"が重要な因子であることが分かってきています。

本研究集会では、両分野に共通する気相/液相の界面で特異な反応場でのラジカル分子の計測手法、挙動を支配している機構,制御と応用について、特に有機物に焦点を当て、大気化学・低温プラズマ科学の2つの分野の専門家をお呼びして討論できる機会を設けます。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  GPF_eng.pdf 7thGPF3.pdf

---

プログラム
(講演の時間・言語:各30分程度、英語)

・白岩学(UC Irvine) 大気エアロゾル中ラジカル
・石塚紳之介(名大YLC) 気液界面におけるカチオン重合
・羽馬哲也(東京大学) 大気エアロゾル・海洋表面マイクロ層における光反応
 休憩(14:30~15:00)
・近藤隆(富山大学)フリーラジカルの生物学的意義
・佐々木渉太(東北大学)五酸化二窒素のプラズマ選択合成と生物作用
・Camelia Miron (名古屋大学)プラズマ活性溶液中有機活性種


 問合せ先: 名古屋大学・低温プラズマ科学研究センター
       contact@plasma.engg.nagoya-u.ac.jp

一般向けお知らせ一覧に戻る