あいちサイエンスフェスティバル2016

夏休みあいちサイエンスフェスティバル2016 イベント・講座

ディスカバリーチャンネル科学実験室 ~コズミックカレッジ~2016

日時:2016年7月24日(日)10:00-12:00 会場:名古屋大学豊田講堂 主催:ディスカバリー・ジャパン(株)、JAXA 共催:名古屋大学 “もうひとつの地球” を目指すという設定で子ども達が様々な実験やクイズを交えたミッションに挑戦。宇宙環境やロケットの推進方法や航法の他、最新の望遠鏡の仕組みや月面探査車などをテーマにしたミッションに挑戦し、チャレンジごとに興味に満ちた歓声が上がりました。ブース出展もあり、終了後も会場で宇宙に関する体験を楽しんでいました。宇宙環境や宇宙に挑戦する技術を学び・体験する良い機会になりました。


第26回英国科学実験講座「クリスマスレクチャー2016~宇宙でいかに生き抜くか」

日時:2016年8月21日(日)①10:30-12:00、②14:00-15:30 会場:名古屋大学豊田講堂 主催:読売新聞 共催:名古屋大学 英国で1825年から行われている歴史あるサイエンスイベント「クリスマスレクチャー」の日本公演を、航空宇宙医師のケビン・フォンさんをメインゲストに迎え、「宇宙でいかに生き抜くか」と題して開催しました。講座では参加者からボランティアを募りながら、宇宙に関わる様々な実験をしました。大学や企業のブース出展もあり、子どもたちが宇宙を体感できる貴重な機会になったようです。


炭のはたらきすみずみまで~夢のカーボン材料の魅力~

日時:2016年8月5日(金)13:30-15:00 会場:名古屋市鶴舞中央図書館 講師:三浦 亜季(名古屋大学JST-ERATO 伊丹分子ナノカーボンプロジェクト研究推進主任) 主催:名古屋市鶴舞中央図書館 共催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 グループに分かれて、炭の消臭や電気を通す性質について実験し、炭の構造や化学的な性質を考えてもらいました。名古 屋大学が夢のカーボン材料を研究中であることには、特に興味・関心を見出していた様子で活発に質問が飛び交いました。


キッズボタニカル・ラボ

日時:2016年8月27日(土)13:00-16:30 講師:瀬上 紹嗣(名古屋大学大学院生命農学研究科特任助教) 会場:東山動植物園植物会館 主催:名古屋市東山植物園 共催:名古屋大学大学院生命農学研究科細胞ダイナミクス研究室、名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 大学の研究者と一緒に実験ができるイベントを開催しました。植物のチカラ「光合成」について、実験を通して学んでいただきました。仮説を立て、実験をするといった科学的な手順も体験していただきました。


あいちサイエンスフェスティバル2016 講演会・イベント

あいちサイエンスフェスティバル2016オープニングイベント 「ふくし× テクノロジーで未来はどうなる?」

日時:2016年9月24日(土)14:00-17:00
会場:名古屋大学ES総合館ESホール
講師:堀 容子(一般社団法人ハッピーネット代表理事)、河上 日出生(パナソニック(株)エコソリューションズ社)、水野 正明(名古屋大学医学部附属病院教授)、柴田 崇徳(産業技術総合研究所主任研究員)、岡田 誠(富士通研究所/認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ)
主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部
共催:一般社団法人ハッピーネット

科学技術イノベーション政策が推進される中、その方向性は果たして介護・福祉現場の課題や日常感覚に合っているのかという問題意識に立ち、研究開発者と介護・福祉関係者の考えをすり合わせ、ともに未来の社会について考えるシンポジウムを開催しました。

堀容子氏は「テクノロジーは介護・看護の現場を変えるのか?」と題し、現状ではテクノロジー導入に対する現場職員の苦手意識や抵抗感があるが、省力化だけでなく介護職の社会的地位向上へつながる面もあり、トライ&エラーで導入に向けて進むべきだと話しました。

河上日出生氏は「パナソニックにおける介護ロボット開発・商品化取組事例の紹介」と題し、離床アシストベッドの開発過程を中心に、企業の取組みを紹介しました。

水野正明氏は「IoT を基盤にした地域包括ケア」と題し、高齢者の健康寿命延伸のためのポイントや、「電子@電子帳」による医療支援システムなどを紹介しました。

柴田崇徳氏は「人の心を豊かにする神経学的セラピー用ロボット・パロ」と題し、「パロ」が導入されている海外の介護施設での様子などを映像で紹介し、その効果について話しました。

その後、岡田誠氏をモデレータとした、登壇者全員による討論会では、堀氏は、介護職の人々はテクノロジーの導入が自らの仕事を「奪う」と感じる傾向があるが、利用者のニーズは何かを重視し、テクノロジーを活用する意識を持つべきだと話しました。河上氏や柴田氏は、研究開発者は介護現場の人々との対話を通じてそのニーズを日々学んでいることや、テクノロジーの使い方を現場に丁寧に伝える人材育成の視点も重要であると話しました。水野氏は、地域においては医者も介護職も利用者も皆対等な立場であり、チームでよりよい地域福祉に向けて取り組む姿勢が重要であることを強調しました。 本イベントでは参加者同士の交流を深めるため、シンポジウムと並行して福祉関連企業等10 団体がブース出展をおこないました。休憩時間やシンポジウム終了後の時間を利用して、参加者たちが気軽に意見交換を楽しみました。


特別講演会「梶田隆章先生講演会&宇宙論を楽しもうDay」

日時:2016年10月8日(土)10:00-15:00
会場:名古屋大学豊田講堂
講師:梶田 隆章(東京大学宇宙線研究所所長)、伊藤 好孝(名古屋大学宇宙地球環境研究所教授)、市來 淨與(名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構講師)、佐藤 修(名古屋大学未来材料・システム研究所助教)
主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部

午前の第1部ではノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章氏に、ニュートリノの研究や重力波を中心とした今後の宇宙研究についてご講演いただきました。そのあとは名古屋大学の研究者も加わり、参加者からの質問に答えました。

昼休憩時間には、梶田氏を交えて高校生との交流会を開催しました。高校生たちは、研究者を目指すために必要なことや研究生活などを梶田氏に質問するなど交流を楽しんでいました。参加した名古屋大学の研究者からも高校生たちに助言があり、宇宙研究を目指す高校生にとって研究現場に近づく良い機会になりました。

午後の第2部では名古屋大学の研究者による講演と、ブースによる研究紹介を行いました。講演には質問コーナーに参加した市來氏と佐藤氏、および宇宙地球環境研究所の伊藤氏が登壇しました。ブースでは講演内容のブースの他、真空実験、ChubuSat2、宇宙教育グループの出展もあり、大勢の参加者たちで賑わいました。


あいちサイエンスフェスティバル2016プレイベントinイオンモール大高「集まれ!未来の科学者たち!」

日時:2016年9月19日(月・祝)10:00-17:00 会場:イオンモール大高 グリーンコート 主催:愛知県、名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 ブース出展したトランスフォーマティブ生命分子研究所とJST-ERATO 伊丹分子ナノカーボンプロジェクトは、カラーペ ンの色のサイエンスとペーパークロマトグラフィーの原理を工夫したオリジナルアート体験を提供しました。会場の周りには あいちサイエンス・コミュニケーション・ネットワーク機関のイベント紹介パネルも設置し、多くの方にあいちサイエンスフェスティバルを知っていただく機会となりました。


水族館で楽しめる 名大発の新しいゲーム「イクチオバトル」

日時:2016年10月19日(日)10:00-14:20 会場:碧南海浜水族館 講師:氏原 温(名古屋大学大学院環境学研究科准教授) 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 共催:碧南海浜水族館 名大発の教育的ゲーム「イクチオバトル」を、碧南海浜水族館にて開催しました。5名のプレゼンターはオリエンテーションを受けた後、水族館を自由に巡り、それぞれに魅力な魚をスケッチしてバトルに臨みました。バトルでは、一人3分間のプレゼンテーションを実施、投票者により一番見たくなった魚が選ばれました。魚に関する発見を自ら人に伝えることで、魚への更なる興味・関心を引き出し、また新たな気づきを提供することができました。


あいちサイエンスフェスティバル2016 サイエンストーク

素粒子で探る宇宙の謎

日時:2016年9月26日(木) 18:30-20:00 講師:飯嶋 徹(名古屋大学大学院理学研究科教授) 会場:Cafe&Bar Perms(パームス) 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 日本からノーベル物理学賞受賞者を多数輩出している素粒子物理学の研究について、標準理論や小林・益川理論などを解説し、もうすぐ始まる「SuperKEKB/BelleⅡ実験」についても紹介しました。ASFサイエンストークの初回でしたが、多くの方に参加いただき、大変盛況でした。


「科学者」はいつからいたのか?:17-19世紀の学者たちとその歴史

日時:2016年10月3日(月) 18:30-19:45 講師:隠岐 さや香(名古屋大学大学院経済学研究科教授) 会場:ジュンク堂書店ロフト名古屋店7 階ブックサロン 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 近代初期、科学の価値が自明でなかった時代の”scientist”という言葉について、主にパリ王立アカデミーを事例にし、科学者たちが科学の有用性を提言し、社会改善事業に協力するなどして国家との関係性を築きながら自らの地位を確立し ていった過程を、絵画や史料を用いて、興味深くお話しいただきました。


光を浴びると動く色素?

日時:2016年10月12日(水) 18:30-20:00 講師:関 隆広(名古屋大学大学院工学研究科教授) 会場:文化系飲食店「ボクモ」 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 光を照射すると色が変化したり動いたりする、フォトクロミック色素の研究開発について、その特性を利用した実物や動画を見せながら、わかりやすく解説されました。2016年ノーベル化学賞との関係や受賞者とのエピソードも紹介され、分子 の世界の奥深さを楽しむことができました。


磁石と超伝導と宇宙を結ぶ物理

日時:2016年10月14日(金) 18:30-20:00 講師:佐藤 憲昭(名古屋大学大学院理学研究科教授) 会場:名古屋市鶴舞中央図書館 第1集会室 主催:名古屋市鶴舞中央図書館 共催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 小さなスケールの超伝導の話と大きなスケールの宇宙の話がつながる物理の世界のお話に皆さん聞き入っていました。また、めったに見ることのできない物理現象の実験の動画もネットなどで見ることできると知り、大変驚きを感じました。


微細藻類をバイオ燃料にするには

日時:2016年10月19日(水) 18:30-20:00 講師:神田 英輝(名古屋大学大学院工学研究科助教) 会場:文化系飲食店「ボクモ」 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 微細藻類のバイオ燃料化工程において、現状では、乾燥や溶媒蒸発のために生産量を上回るエネルギーを消費しています。その問題を克服する、液化DME を用いた効率の良いオイル抽出法が紹介されました。トーク終了後、参加者から熱心な質問があり、関心の高さが感じられました。


放射線炭素で石のどのような年代がわかるか

日時:2016年10月20日(木) 18:30-20:00 講師:南 雅代(名古屋大学宇宙環境研究所准教授) 会場:名古屋市鶴舞中央図書館 第1集会室 主催:名古屋市鶴舞中央図書館 共催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 年代測定の手法の一つであるC14年代測定についてのお話をしていただきました。C14の年代測定の仕組みや、隕石など様々な物質の年代測定に使われることを知り、年代測定の可能性について知る機会となりました。


あいちサイエンス・コミュニケーション・ネットワーク連携事業

蒲郡市生命の海科学館 サイエンストーク「研究者らが魅せる、海と結晶のコレクション!」

日時:2016年7月18日(祝)14:00-15:30 会場:蒲郡市生命の海科学館 講師:梅村 綾子(名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部) 主催:蒲郡市生命の海科学館 名古屋大学の3人の研究者が行っている、さまざまな研究を紹介しました。講師の軽快で楽しそうな話しぶりと、魅力的 な研究の数々に、参加者たちは引き込まれていました。


蒲郡市生命の海科学館 ノーベル賞受賞者梶田隆章氏講演会(中継・サテライトイベント)

日時:2016年10月8日(土)10:00-12:00 会場:蒲郡市生命の海科学館 講師:中 竜大(名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構特任助教) 主催:蒲郡市生命の海科学館 名古屋大学で開催される「梶田隆章氏講演会」を中継しました。また、中先生をサテライト講師とし、ニュートリノや暗黒物質など、現在進行中の素粒子実験物理学の最先端の研究について、ご紹介していただきました。


名古屋大学出前授業 in 豊橋2016 物理・化学系講座

・会場:豊橋市視聴覚教育センター ・主催:豊橋市、豊橋市教育委員会、名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部

「世界的な研究は出会いと偶然から -ナノカーボンの世界-」

日時:2016年10月30日(日) 13:30-15:00 講師:篠原 久典(名古屋大学大学院理学研究科教授) ナノサイエンス・ナノテクノロジーというご自身の研究テーマ・内容をご講演いただくとともに、研究を進める上で出会った様々な共同研究者たちや不思議な体験を、エピソードとともにご紹介いただきました。


「医療分野における3Dプリンタ」

日時:2016年11月13日(日) 13:30-15:00 講師:森 健策(名古屋大学情報基盤センター教授) 昨今注目を集めている3Dプリンタ。そんな3Dプリンタによって臓器モデルがどのように作成され、医療現場でどのように活躍されているのか、先端の研究とともにご紹介いただきました。


「未知の世界を"みる・つくる” 電子ビーム」

日時:2016年12月25日(日) 13:30-15:00 講師:西谷 智博(名古屋大学シンクロトロン光研究センター特任講師) スマホの加工技術や宇宙観測など幅広い産業で活躍している電子ビームとは一体どんなものであるのか、半導体フォトカソードを応用すると将来どんな製品が期待されるのかについて、研究・開発・事業化までの取組みをご紹介いただきました。


名古屋大学出前授業 in 豊橋2016 生物・自然史系講座

・会場:豊橋市自然史博物館 ・主催:豊橋市、豊橋市教育委員会、名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部

「隕石衝突は地球に何をもたらしたのか?」

日時:2016年11月27日(日) 14:00-15:30 講師:三村 耕一(名古屋大学大学院環境学研究科准教授) 約40億年前に頻発した隕石衝突は、生命の原料(有機物)を供給し、地球生命誕生のきっかけを与えたと考えられています。「破壊」と「創造」の2つの面を持った隕石衝突をテーマに、生命誕生への最初のステップについて紹介しました。


「植物のからだを覗いてみよう」

日時:2016年12月4日(日) 14:00-15:30 講師:栗原 大輔(名古屋大学大学院理学研究科特任助教) 根や茎、葉、花など様々な器官をもつ植物の体は、その形や役割も多様です。植物の器官の役割を明らかにするために、植物を丸ごと透明にする方法や、顕微鏡で内部を観察する研究について紹介しました。


「ハイテク動物行動学:バイオロギング」

日時:2016年12月11日(日) 14:00-15:30 講師:依田 憲(名古屋大学大学院環境学研究科教授) 動物行動学において、自分の目で観察することは最も大事ですが、目の届かないところで活動する野生動物の行動を観ることはできません。そこで、動物にビデオカメラなどを装着して行動を記録する、バイオロギングという研究手法について紹介しました。


安城市中央図書館 サンデーサイエンス講座

・会場:安城市中央図書館 主催:安城市中央図書館

「トリケラトプスの歩き方をどこまで復元できるか」

日時:2016年10月30日(日)14:00-16:00
講師:藤原 慎一(名古屋大学博物館助教)

絶滅した恐竜の歩き方や姿勢をホネの形から推理する学問の最前線を、模型や映像を駆使して分かりやすく説明していただきました。ときどきジョークを交えながらの講義で、和やかな雰囲気の講座となりました。


「砂場遊びの宇宙」

日時:2016年11月13日(土)14:00-16:00
講師:桂木 洋光(名古屋大学大学院環境学研究科准教授)

身の回りにある粒々、粉々の物質の不思議な性質の具体例をたくさん示し、それが宇宙レベルで起こっている現象を考える上で欠くことのできないものであるという内容でした。意外なことに研究はまだ進んでいないというのも驚きでした。


守山図書館 サイエンス講座 「微細(びさい)藻類(そうるい)は人類の未来を変えるか?」

日時:2017年2月4日(土)10:30-12:00
講師:小俣 達男(名古屋大学大学院生命農学研究科教授)
会場:名古屋市守山図書館
主催:守山図書館