あいちサイエンスフェスティバル2018

夏休みあいちサイエンスフェスティバル2018 イベント・講座

集まれ︕︕未来の科学者たち 宇宙飛行士訓練体験 ~5ミッション~

日時:2018年9月2日(日) ①10:30-12:30、 ②14:00-17:00 会場:イオンモール長久手 イオンホール 講師:名古屋大学 宇宙開発チームNAFT 対象:①小学校4 年生~中学生、 ②子ども~おとな NASA の宇宙飛行士訓練を参考に、子ども向けにアレンジしたワークショップをおこないました。具体的には「宇宙クイズ」、真っ白なジグゾーパズルを完成させる「ホワイトパズル」、鏡を見ながら図形をなぞる「鏡ゲーム」などをおこないました。午前の部は事前申込制で、班ごとに協力してミッションを達成しました。午後の部は随時自由に、小さな子どもから大人まで、来場者が上記アクティビティを楽しみました。


集まれ!未来の科学者たち マイコンプログラミング教室

日時:2018年9月2日(日)14:00-15:00、16:00-17:00 会場:イオンモール長久手 イオンホール 講師:名古屋大学大学院情報学研究科 安田・遠藤研究室 対象:親子 プログラミング教育向けマイコンボード「micro:bit」を活用して、プログラミングを親子で体験しました。講師の説明に従ってプログラムボックスを操作しながら、LED を光らせたり、きゅうりにつなげて音楽を鳴らしたりしました。「こうしたら、こうなる」という指示を組み合わせるという、プログラミングの基本的な考え方を知ることができました。


第2回いきもの教室 骨格からトリケラトプスを知ろう!~ホネホネワークショップ

日時:2018年7月29日(日)14:00-15:30 会場:愛知県図書館 講師:藤原 慎一(名古屋大学博物館講師) 対象:小学4 年生~ 6 年生と保護者 主催:愛知県図書館 実際に骨格標本を動かして、骨と筋肉の関係を学んだ後、トリケラトプスの骨のパズルを組み立てました。藤原先生の熱 意あふれる講義と丁寧な指導により、子どもたちは、最後まで集中して取り組んでいました。参加した親子ともに大変好評でした。


キッズ ボタニカル・ラボ

日時:2018年8月18日(土)13:00-16:30 会場:名古屋市東山動植物園 講師:瀬上 紹嗣(名古屋大学特任助教 ) 対象:小学4 年生~小学6 年生 主催:名古屋市 共催:名古屋大学大学院生命農学研究科 細胞ダイナミクス研究室、名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 今年は小学生4~6年生を対象に開催。参加者たちはチームに別れて光合成の実験や結果をまとめたワークシートを作 成し、みんなで楽しそうに実験発表をしました。実験の面白さや奥深さを知る機会になりました。


あいちサイエンスフェスティバル2018 講演会・イベント

現代素粒子物理学最前線 講演会「人類が対峙する宇宙暗黒面の3つの謎」

日時:2018年11月4日(日)13:00-15:45 会場:名古屋大学 野依記念学術交流館 講師:小林 誠(名古屋大学KMI機構長・特別教授)、久野 純治(KMI副機構長・教授)、飯嶋 徹(KMI教授)、伊藤 好孝(KMI/宇宙地球環境研究所教授)、戸本 誠(KMI准教授) 対象:一般 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 共催:素粒子宇宙起源研究機構(KMI)、タウ・レプトン物理研究センター

最初に久野副機構長が、素粒子や宇宙の謎を解き明かす素粒子宇宙起源研究機構(KMI)の目的などを紹介しました。ヒッグス粒子の発見で標準理論で予言された素粒子すべてが発見されましたが、この理論では宇宙の起源を解き明かすことは出来ません。なぜ、観測されている初期宇宙の小さな揺らぎから、今の銀河の泡状の構造が出来たのか、なぜ物質が存在できるのか(反物質がほぼ存在しないのか)。これらは標準理論では説明できず、超える理論を発見する必要があり、標準理論に含まれない重力や時空を含めた理論での解明が求められています。

講演では戸本准教授から世界一巨大な加速器LHCも使った標準理論を超える、宇宙の誕生などにも繋がる重力や時空を含めた素粒子理論をさがす研究の紹介がありました。飯嶋教授の講演では今年から稼働し始めた反物質が消えてしまった原因を探るBellⅡによる実験を紹介しました。伊藤教授は、宇宙初期の小さなゆらぎから現在の銀河や銀河団による大規模構造を作り出す原因となっていると考えられている暗黒物質。この物質の正体を解明する実験や観測を紹介しました。

その後、久野副機構長と3名の講演者に加え2008年にノーベル物理学賞を受賞した、小林機構長も参加してパネルディスカッションを行いました。参加者の質問に答える形で進み、暗黒物質の発見手段など、色々な課題について様々な視点で回答しました。宇宙暗黒面の3つの謎、「暗黒物質」、「消えた反物質」、そして「暗黒エネルギー」の解明に向けて期待が膨らむと共に新しい物理学への期待も高まりました。


大学発! ベンチャー&コラボフェア

日時:2018年10月14日(日)12:00-16:00 会場:松坂屋名古屋店 さくらパンダ広場 対象:どなたでも 主催:Tongaliプロジェクト 大学から生まれたベンチャー企業や共同開発商品等を紹介するフェアを、松坂屋名古屋店の屋外会場にて開催しました。名古屋大学発ベンチャーの企業等がブース出展やステージプレゼンテーションをおこない、栄の街を行き交う人々にアピールをしました。


スペシャルトークセッション

日時:2018年10月14日(日)13:30-14:30 講師:吉田 大成(株式会社エブリー代表取締役社長)、松下 健(株式会社オプティマインド代表取締役社長) 動画レシピアプリ「デリッシュキッチン」が大人気の株式会社エブリー代表・吉田氏と、物流最適化サービスで注目の株式会社オプティマインド代表・松下氏が、起業の醍醐味やメッセージを語るトークセッションを開催しました。地元出身の若き起業家のトークに刺激され、東海地域のスタートアップがさらに盛り上がることを期待します。


集まれ!未来の科学者たち DNA抽出にチャレンジ

日時:2018年9月22日(土) ①14:00-14:40、②15:00-15:40、③16:00-16:40 会場:イオンモール長久手 イオンホール 講師:名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)、自然科学研究機構生命創成探究センター(ExCELLS) 対象:子ども~おとな バナナやイチゴなど、身の回りにあるフルーツからDNAを取り出す実験を、ITbMとExCELLSのコラボレーションによって実施しました。ExCELLSの白瀧千夏子氏が全体のファシリテーターを務め、ITbMのスタッフが各グループの実験をサポートする形で進めました。子どもからおとなまで、本格的な実験に興味津々で、大満足の時間を過ごしました。


マイコンプログラミング教室

日時:2018年10月13日(土) 13:00-14:00、14:30-15:30 会場:蒲郡市生命の海科学館 講師:遠藤 守(名古屋大学大学院情報学研究科准教授) 対象:小学3年生以上 主催:蒲郡市生命の海科学館 60分1回とし、午後2回、各回5組の参加者での親子を対象としたマイコンプログラミング教室を実施し、マイコンのセンサーなどを活用したじゃんけんゲームや音楽が流れるキュウリなどを製作しました。


科学講演会 先生になんでも聞いてみよう!「AI ってなぁに?」

日時:2018年11月11日(日) 13:30-14:30 会場:サイエンスワールド2階「レクチャーラボ」 講師:北 栄輔(名古屋大学大学院情報学研究科教授)他 対象:子ども~おとな 主催:サイエンスワールド(岐阜県先端科学技術体験センター) サイエンスワールドレクチャーラボで実施した講演会。申込が殺到し、キャンセル待ちが出るほどでした。予想以上にAIに対する世間の関心の高さがうかがえたイベントでした。


あいちサイエンスフェスティバル2018 サイエンストーク

図書館サイエンス夜話 第3夜 素粒子と考古学がさぐるピラミッド

日時:2018年11月8日(木) 18:30-19:45 ゲスト:森島 邦博(名古屋大学理学研究科特任助教) 会場:名古屋市鶴舞中央図書館 第1集会室 主催:名古屋市鶴舞中央図書館 共催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 ミューオンを使った技術によるクフ王のピラミッドの観測について、とても分かりやすい説明でした。新発見のピラミッド内の空間やこれからの観測の展望など、夢の広がるお話でした。


ASFサイエンストーク スパコンで心不全を治療する ー最新技術と現状ー

日時:2018年11月15日(木) 18:30-20:00 ゲスト:秋田 利明(名古屋大学医学部特任教授) 会場:三井住友銀行SMBCパーク栄 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 日本人もかかる可能性が高くなってきた心不全。今回は心不全のメカニズムなどを紹介。さらにスパコンを使った緻密なシミュレーションからテーラーメイド医療など心不全を改善する新しい方法を紹介しました。


ASFサイエンストーク 災害廃棄物を有効利用するためには

日時:2018年11月21日(水) 18:30-20:00 ゲスト:中野 正樹(名古屋大学大学院工学研究科教授) 会場:文化系飲食店「ボクモ」 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 巨大災害時に発生する大量の廃棄物の処理方法は大きな課題となっています。特に津波堆積物を含む土砂などの再利用を行う方法の研究の現状なども紹介しました。再利用の必要性と課題を知る機会となりました。


蒲郡市生命の海科学館 連携サイエンストーク マントル掘削~月より遠い道~

日時:2018年11月23日(金・祝) 10:30-12:00 ゲスト:道林 克禎(名古屋大学大学院 環境学研究科教授) 会場:蒲郡市生命の海科学館 1Fサイエンスショールーム 主催:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 共催:蒲郡市生命の海科学館 地殻とマントル境界の説明と未解明なこの境界を解き明かすマントル掘削について紹介しました。しんかい6500 による深海での岩石調査の潜航風景も紹介。マントル掘削の醍醐味を感じられる会になりました。


あいちサイエンス・コミュニケーション・ネットワーク連携事業

名古屋大学出前授業 in 豊橋2018

・主催:豊橋市、豊橋市教育委員会、名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部

瞬くオーロラと宇宙のさえずり

日時:2018年11月11日(日) 13:30-15:00 講師:三好 由純(名古屋大学宇宙地球環境研究所教授) 会場:豊橋市視聴覚教育センター オーロラの光のうち、これまで撮影が難しかった1/80秒周期の明滅現象の発見について紹介しながら、オーロラの原理などについての講演でした。小学生等からは色や光り方などについて質問が上がりました。


永久凍土と気候変動

日時:2018年11月18日(日) 14:30-16:00 講師:檜山 哲哉(名古屋大学宇宙地球環境研究所教授) 会場:豊橋市自然史博物館 北ユーラシアの永久凍土と気候について、シベリアの凍土や水循環のシステムなどから予測される将来の気候変動と、それに伴う地域社会に与える影響について学びました。


過冷却液体の不思議

日時:2018年11月23日(金・祝) 13:30-15:00 講師:川崎 猛史(名古屋大学理学研究科助教) 会場:豊橋市視聴覚教育センター 氷点下でも液体の過冷却水。なぜ凍らないのか、衝撃で一瞬にして氷になる原理を簡単な実験を通して楽しみながらの紹介がありました。ガラスやホッカイロにも応用されていることを知り参加者は驚きの様子でした。


『右利き・左利き』の決まり方

日時:2018年11月25日(日) 14:30-16:00 講師:小田 洋一(名古屋大学理学部名誉教授/国際機構特任教授) 会場:豊橋市自然史博物館 「右利き・左利き」の決まり方を、タンガニイカ湖の鱗食魚を用いての幼魚の観察や神経回路の研究から「利き」の獲得過程を学びました。


航空機を用いた台風の観測

日時:2018年12月2日(日) 13:30-15:00 講師:坪木 和久(名古屋大学宇宙地球環境研究所教授) 会場:豊橋市視聴覚教育センター 2017年の台風21号に飛行機で近づき、台風の目の中の撮影や気圧風速を初めて直接観測した様子についての講演でした。台風発生のメカニズムから、研究によって進路予測が高まるなど先端研究に触れる機会となりました。


ヘビの胴体はなぜ長い?

日時:2018年12月9日(日) 14:30-16:00 講師:鈴木 孝幸(名古屋大学大学院生命農学研究科准教授) 会場:豊橋市自然史博物館 最新の発生生物学を用いた研究成果から脊椎動物の後ろ足の位置の多様性が存在するメカニズムを学びました。


アンフォーレ★ナイトサイエンス講座

・主催:安城市アンフォーレ課

瞬くオーロラと宇宙のさえずり

日時:2018年12月21日(金) 19:00-20:45 講師:白武 勝裕(名古屋大学大学院生命農学研究科准教授) 会場:アンフォーレ 現行の高糖度のトマトの作成方法からゲノム編集や接ぎ木を利用した最新の技術まで、実物を見せながらのわかりやすい紹介でした。参加者は熱心に先生の話に耳を傾けており、食べ物におけるゲノム編集や遺伝子組み換えについての理解が深まる講座となりました。