名古屋大学オープンレクチャー2014

応募は終了しました

開催概要

2014オープンレクチャー名古屋大学
Nagoya University Open Lecture 2014
3/21(金・祝)
◎入場無料 ◎要事前申込み

タイムテーブル

14:30~15:00 受付 (理学南館 坂田・平田ホール)
15:00~15:20 名古屋大学概要説明 ほか
15:30~17:00 公開講義 (各講義室:当日ご案内します)

マップ

講義内容

植物の生殖戦略と植物ホルモンのはなし

上口 美弥子
生物機能開発利用研究センター・准教授

ジベレリンは、被子植物において伸長促進の代表的な植物ホルモンですが、あるシダ植物では、まわりの個体の雄化に利用していることがわかってきました。植物ホルモンが引き起こすエキサイティングな生き残り戦略についてお話しします。


小児血液病における原因遺伝子探しのはなし

小島 勢二
医学系研究科・教授

貧血などの血液病の一部は体細胞遺伝子の変異が原因です。新しい測定技術の開発により、個人の遺伝子をすべて決定することが可能になりました。この新技術が、医学にどのような変革をもたらすか、実例をまじえてお話しします。


無形民俗文化遺産の継承と人類社会の未来のはなし

佐々木 重洋
文学研究科・准教授

文化遺産は、地域ごとに多様な展開をとげた人類の英知の結晶です。これらの「生きた継承」は、未来の人類社会のあるべき姿の構想につながります。私が地域や自治体と連携して取り組んでいる愛知県奥三河の花祭の事例を交えながらお話しします。


健康のための栄養と運動のはなし

下村 吉治
生命農学研究科・教授

健康を維持するためには栄養と運動が重要です。しかし、食事の仕方や運動の効果などの科学的な情報はあまり普及していません。本講義では、現代人に多く発生している肥満や高齢者の筋肉減弱(サルコペニア)に有効な栄養と運動について解説いたします。


光と色のはなし

関 隆広
工学研究科・教授

色素は古代から文化や技術の両面で重要な役割を果たしてきました。中には光をあてることで分子の形が変わる風変りな色素もあります。最近それらの色素を用いて材料を動かすなど、新たな機能が生み出されています。光と色素が関わる最新の研究を紹介します。


花の本質を知るはなし

東山 哲也
トランスフォーマティブ生命分子研究所・教授

花はその美しさや香りで人を魅了します。しかし内部を覗くと、精密な仕組みにより一つでも多くの種子を作ろうとする、花の本質が見えてきます。世界初の映像をもとに解説し、新しい品種改良法についても考えます。最先端の顕微鏡施設も見学します。


プラズマで‘がん’を治すはなし

堀 勝
工学研究科・教授

オーロラなどの電離気体であるプラズマ(ラジカル、イオン、電子、光の集合体)を常温常圧で発生させて、生体に照射することによって、がんが死滅するなどの画期的な効果が最近見つかりました。プラズマでがんを治す未来医療の魅力についてお話しします。

お問い合わせ

名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部
052-747-6791