名古屋大学オープンレクチャー2015

※このイベントは終了しています。

開催概要

■開催日

3月21日(土・祝)

◎入場無料 ◎要事前申込み(講義はお一人1つ受講できます)

■タイムテーブル 14:30~15:00 受付 (理学南館 坂田・平田ホール)
15:00~15:20 名古屋大学概要説明 ほか
15:30~17:00 公開講義 (各講義室:当日ご案内します)
■会場地図
■チラシ
■問い合わせ 学術研究・産学官連携推進本部 052-747-6791

講義内容

難民問題と日本の役割のはなし

浅川 晃広(国際開発研究科・講師)

現代世界では数多くの人々が難民となっています。日本も「難民条約」に加盟し、難民認定制度を設けていますが、近年、申請者数が急増しています。今、日本が難民問題にどのように向きあうべきかについてお話しします。


技が冴える「分子世界の匠」のはなし

石原 一彰(工学研究科・教授)

化学反応を速める物質を触媒と言います。斬新な発想と工夫で精密にデザインされた、いわば「分子世界の匠」(触媒)による望む物質だけを選択的につくる驚愕の技の数々をご紹介します(研究室ツアーあり)。


指先の感触と錯覚のはなし

岡本 正吾(工学研究科・助教)

錯覚と言えば見る(視覚)ものを思い浮かべますが、もっと楽しい錯覚が触覚にもたくさんあります。色々な触覚の錯覚を体験しながら、知覚メカニズムの意外な特性をお話しします。


光とハイテク色素のはなし

関 隆広(工学研究科・教授)

色素は布などの染色に用いられますが、最近では光を当てると劇的に色が変化したり、モノを動かす動力にできるハイテク色素の研究が進んでいます。授業では実物を見ながら光と色素の先端技術についてお話しします。


スマホを作るテクノロジーのはなし

田嶋 聡美(工学研究科附属プラズマナノ工学研究センター・特任准教授)

スマートフォンやパソコンの心臓部となる半導体は、その加工に炭素、酸素、窒素、フッ素を使います。この4つの元素による「くっつく」加工プロセスを、コンピューターシミュレーションと電子顕微鏡写真を使ってお話しします。


素粒子・放射線を“見る”はなし

中 竜大(素粒子宇宙起源研究機構・特任助教)

放射線や宇宙の根源である素粒子は、まわりに満ち溢れており、人体をも常に突き抜けています。授業では実験をとおして、肉眼では見えない粒子線を可視化し存在を体験します。この技術をつかった最新の研究についても紹介します。


現代世界の紛争と暴力のはなし

西川 由紀子(国際開発研究科・准教授)

中東地域に広がる不安、アフリカ諸国でみられる武力紛争、テロなど、現代世界でみられる紛争や暴力は、どのような特徴があり、何を背景にして起きているのでしょうか。近年の紛争研究から明らかになる動向を紹介し、現代の紛争を読み解きます。


スポーツの動きに潜む仕組みのはなし

山本 裕二(総合保健体育科学センター・教授)

瞬時の判断と運動が要求されるスポーツにおける動きは複雑に見えます。その動きに潜む単純な規則「味方同士の連携や相手との駆け引き」の仕組みを解き明かしていきます。また、規則を利用した、効果的な練習方法についても紹介します。