名古屋大学オープンレクチャー2019

※このイベントは終了しています。

開催概要

■開催日

3月21日(木・祝)   ◎入場無料 ◎要事前申込み(先着順)

■タイムテーブル
  • 13:30~14:00 受付(理学南館坂田・平田ホール)
  • 14:00~14:20 名古屋大学概要説明 ほか
  • 14:30~16:00 公開講義(各講義室:当日ご案内します)
■会場地図

名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区不老町1)
名古屋市営地下鉄「名古屋大学駅」

※公共交通機関をご利用下さい

■チラシ

名古屋大学オープンレクチャー2019チラシ表.pdf

名古屋大学オープンレクチャー2019チラシ裏.pdf

講義内容

反応を自在にあやつる触媒づくりのはなし 

石原 一彰 工学研究科・教授

触媒とは、それ自体は変化せず、少量で反応を加速する物質です。新しい触媒の開発は、医薬品製造や環境問題の解決など、さまざまな産業で必要とされています。化学反応を自在にあやつり、欲しい物質を得るための触媒研究の話をします。※講義終了後、希望者は研究室見学(16:30終了予定)あり。


南アフリカでバイオ燃料をつくるはなし

神田 英輝 工学研究科・助教

微細藻類という非常に小さな植物があります。ミドリムシやクロレラなども微細藻類の一種で、光合成の能力が非常に高いのが特徴です。南アフリカでこうした小さな植物を育ててバイオ燃料などに使う取り組みについて紹介します。


植物の体の中の会話のはなし 

榊原 均 生命農学研究科・教授

植物は過酷な環境にも黙ってじっと耐える、という印象を持っているかもしれませんが、体の中では様々な「会話分子」を使って、おしゃべり(相談)をしながら自身の育ち方を決めています。植物は案外おしゃべりだというお話をします。


脳の発達と病気のはなし

辻村 啓太 高等研究院/医学系研究科・特任助教

私たちの脳は様々な仕組みによって決まった規則で発達します。この秩序立った脳発達に変化が生じると病気が発症すると考えられています。脳発達に関わる遺伝子の働きとその遺伝子の変化(変異)によって引き起こされる病気についてお話しします。


娘たちのいない村のはなし

堀江 未央 高等研究院/人文学研究科・特任助教

2007年にはじめて中国西南端の雲南省を訪れたわたしが見たものは、結婚適齢期の女性が全くいない少数民族の村の姿でした。中国の急激な経済成長と一人っ子政策の影ともいうべきヨメ不足について、フィールドワークという人類学の研究手法を踏まえながらお話しします。


温室効果ガスCO2を回収するはなし

町田 洋 工学研究科・助教

地球温暖化を防ぐための対策として、発電所の排ガスなどからCO2を分離回収する技術が注目されています。この技術を実用化するには効率よくCO2を分離する必要があります。温暖化の背景からCO2回収の最前線まで丁寧にお話しします。