株式会社東芝 四日市工場(H28.4.13)

名古屋大学と株式会社東芝四日市工場が産学連携協定を締結しました

本学と株式会社東芝四日市工場は、両者間の研究、情報交換、人材交流活動を相互連携のうえで推進することを目的に平成28年4月13日に協定を締結しました。東芝の半導体部門は、世界をリードする最先端メモリ技術開発を行うことを目指しており、近年、その機能を四日市工場に集約しました。本学と東芝四日市工場は、これまで個別の共同研究や産学共同研究講座の設置により連携してきたところですが、それをより一層深め、さらなる連携強化を図るため、今回連携協定を締結することになりました。
当日は、松尾総長、財満副総長、堀未来社会創造機構教授が東芝四日市工場を訪れ、調印式に先立ち最先端メモリの製造工場を視察しました。最先端のメモリは、数~10数mmのチップ上に数百億個以上の素子を集積し製造されています。これを実現する微細加工技術はコンピュータで管理され、温度と湿度が一定に保たれた最新のクリーンルームで行われています。松尾総長らは実際にクリーンルーム内を見学することでコンピュータ管理された最先端システムを間近にし,その素晴らしさに感心していました。
その後、松尾総長自ら東芝四日市工場職員の方々に「NU MIRAI 2020 ~イノベーションに貢献する名古屋大学を目指して~」と題した講演を行われました。会場は東芝四日市工場の幹部と名大OBで満席であったためサテライト会場も用意され、参加者全員が熱心に聴講されました。
最後に、松尾総長と松下東芝四日市工場長が協定書にサインをし、記念撮影を行い、今後の両者の連携を約束しました。


松尾総長による講演会の様子

松尾総長と松下東芝四日市工場長との協定書調印後の記念撮影