2022年度名古屋大学協力会総会・講演会
未来社会を見据えたムーンショット ~脱炭素 - 地球環境再生に向けて~
【開催趣旨】
未来社会を見据え、2050年までのビジョンを描き、日本が向かう方向性を示したものを「ムーンショット目標」と呼んでいます。
我が国では、超高齢化社会や地球温暖化問題、また大規模自然災害への備えなど、多くの困難な課題を抱えています。これらの課題を解決するために、内閣府では具体的な9つの目標を掲げました。そして、日本発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を推進する国の大型研究プロジェクトが進められています。
今回は、内閣府が掲げる9つのムーンショット目標から、脱炭素を1つの重要テーマに掲げる 目標4「2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現」に取り組む、2名の講師にご講演いただきます。
会員の皆様のご参加をお待ちしております。
【日 時】7月14日(木)14:00~16:50
総 会: 14:00~14:40
講演会: 14:50~16:50
※交流会は、開催いたしません。
【開催方法】オンライン開催(Zoomウェビナー)
※事前申込いただいた方へ、講演会開催日前日までに参加用リンクとIDを
ご案内いたします。
【参加費】無料 <名古屋大学協力会会員様 限定とさせていただきます>
【主催】名古屋大学協力会 名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部
【後援】岐阜大学地域交流協力会
【講演会プログラム】
14:50~14:55 開会挨拶: 名古屋大学 副総長/ 学術研究・産学官連携推進本部長
名古屋大学協力会 会長 佐宗 章弘
14:55~15:50 特別講演1「ムーンショット型研究開発事業の一翼を担って
~Direct Air Captureと都市ガスの脱炭素化~」
講師:東邦ガス株式会社 技術研究所
環境・新エネルギー技術グループ 増田宗一郎 氏
東邦ガスは、ガス(都市ガス・LPG)・水素・電気の3つのエネルギーを軸に、カーボンニュートラルに資するエネルギーシステムの構築を目指しています。このためのキーテクノロジーであるカーボンリサイクル技術の入口として、CO2分離・回収について利用用途や時間軸を踏まえて、様々なガスを対象に技術開発が必要と考えています。本講演では、ムーンショット型研究開発事業で取り組む「冷熱を利用した大気中二酸化炭素直接回収の研究開発」を中心にご紹介します。
15:50~16:45 特別講演2「二酸化炭素回収実現への名古屋大学の挑戦」
講師:名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻
未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター イノベーション部門
教授 則永行庸 氏
カーボンニュートラル実現の基本は、省エネ推進と再エネ導入です。一方、輸送機器の全面的な電化や各種燃料の急激な脱炭素化は、実現困難な社会インフラの変革を要求します。化石資源利用を前提に設計された既存インフラを活用し、完全再エネ化を順次目指していく「移行期」が必要です。ここでは、燃料利用時に発生するCO2の分離回収、隔離、利用が必須となるでしょう。
私たちは、CO2分離回収が広く実装される未来社会を見据え、CO2分離回収と利用に関わる産学官連携研究を展開しています。
本講演会では、「省エネCO2回収技術」、「メタネーション大規模実証」、「冷熱を利用した低濃度CO2および大気中CO2直接回収」に関する私たちの取り組みを紹介し、皆様のご協力をお願いしたいと思います。
【講演会 お申込みについて】
・下の申込フォームへご入力後、確認ボタン→投稿ボタン とお進みください。
・本講演会をご視聴できるのは、事前に参加申し込みされた方のみとなります。
参加ご希望の方は各自お申し込み下さい。
・総会のお申込みは、郵送案内の「出欠通知書」にてお願いいたします。
【講演会 申込み締切日】 2022年7月8日(金) →7月11日(月)※延長しました
【問合せ先】名古屋大学協力会事務局
E-mail:kyouryokukai[at]aip.nagoya-u.ac.jp ([at]を@へ変更してください)
電話/FAX:052-782-1811
2022年総会講演会ちらし.pdf